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「商品には自信があるのに、なぜか売れない…」
- SNSでも紹介した
- モールにも出品している
- 商品自体は「いい」と言われるのに…
なのに、なぜか売上が伸びない。
——そんな声を、私たちはEC運用の現場で何度も聞いてきました。
結論から言えば、「売れない理由」は“商品”そのものではなく、“見られ方”や“導線”の部分にあることがほとんどです。
この記事では、そんな時にまず確認すべき「3つの数字」を解説します。
売れない理由を感覚で探す前に、数字で把握する習慣を持つことで、改善のスピードは大きく変わります。
1. 商品ページの「セッション数」
まずは“見られているのか”を確認しよう
いくら良い商品でも、そもそも見られていなければ売れるはずがありません。
そこで最初に確認すべきなのが「セッション数(閲覧数)」です。
目安として:
- 月間セッションが数十〜数百しかない → まずは流入増加が優先
- 一定数見られているのに売れない → ページ内容や価格に課題あり
チェック方法(例):
- 自社EC:Google Analytics や GA4 の「ページ別セッション」
- モール:楽天 RMS、Amazon セラーセントラルなどのレポート機能
改善の方向性:
- 広告出稿(リスティング・SNS)
- モール内SEO対策(タイトル・説明文)
- SNS導線の再整備
- コンテンツマーケティングによる集客
2. 商品ページの「カート投入率」
見られているのに売れない場合は“検討段階で離脱”している
セッションがある程度あるのに売れない。
この場合は、次に「カート投入率(クリック率)」をチェックしてください。
ユーザーが商品を見た後、「買おう」と思って次のアクション(カート・購入ページ)に進んでいるかどうかが分かります。
カート投入率が低い=商品ページに“購入の決め手”が足りない
よくある改善ポイント:
- 商品画像が伝わらない/枚数が少ない
- 利用シーンやサイズ感が分からない
- レビューがない/信頼性に欠ける
- 商品説明が「スペックの羅列」になっている
解決策:
→ LP構成を見直す/ビフォーアフターや活用例を入れる/実際のレビューや受賞歴を掲載
3. カート後の「CV率(購入率)」
「カートまでは進むけど、そこで止まる」場合の落とし穴
- 配送・送料で離脱
- 決済手段が少ない
- サイトデザインが不安(セキュリティ・信頼性)
- クーポンや価格の比較で他に流れる
など、“カート離脱”の原因は技術的・心理的なものが複合的に絡みます。
チェックポイント:
- カート投入後のCV率が異常に低くないか?(目安:10~30%)
- 配送日・送料条件は明確か?
- 支払い方法の選択肢は十分か?
- 不安になる要素(読み込み速度/スマホ表示崩れ)はないか?
「売れない」の正体は、“売れる前の数字”に現れる
「売れない」と感じる時、つい感覚で対策を打ってしまいがちですが、
実は多くの改善ヒントは“売れる前のステップ”にあります。
フェーズ | 数字 | 改善ポイント |
---|---|---|
Step1 | セッション数 | 広告・SNS・SEOによる流入対策 |
Step2 | カート投入率 | 商品ページの構成・訴求・信頼性 |
Step3 | CV率 | 決済・UX・価格訴求・不安要素除去 |
株式会社STACKでは「EC運用の数字改善」を支援しています
STACKでは、
- EC/モール/D2Cサイトの構築・改善
- 商品ページのLP設計/画像ディレクション
- 広告運用やSNS導線まで一気通貫で対応可能
「商品はある。でも売れない…」とお悩みの方、
まずは数字を見ながら、どこに課題があるか一緒に見つけてみませんか?